熱気に包まれた「命名式」プレオープンイベントレポート
寒い冬を乗り越え、待ちに待った春の訪れを感じる3月23日。あけのべプロジェクトでは、小林たばこ屋さんのグランドオープンに先駆け、「明るい命名式」と題したプレオープンイベントを開催しました。
告知期間が短かったにも関わらず、会場にはなんと約150人もの方が足を運んでくださいました!
笑いと感動に包まれた命名式
まずは、小林たばこ屋さんの前でオープニングセレモニーが行われました。命名式らしく、薬玉とクラッカーが用意され、参加者の皆さんのワクワク感が最高潮に!
司会の養父市社会福祉協議会・加来さんのカウントダウンとともに薬玉が割れるはずが…まさかのフライングオープン!(笑) これも、手づくりだからこそのハプニングです。そんなあたたかい笑いに包まれつつ、いよいよ施設の名前が発表!
決定した施設名は、、、
「小林たばこ総合会館」です!!
これは、クラウドファンディング中から親しまれてきた「小林たばこ総合会館(仮)」から「(仮)」が外れ、正式名称となったもの。会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こりました。
来場者の方の中には、明延に暮らす地域の方が、あけごんのグッズを身につけて参加してくれた人もおり、親しみを持ってくださっていることを肌で感じたオープニングとなりました。
小林たばこ総合会館の未来
オープニングセレモニーのあとは、施設の中に場所を移し、トークセッションスタートです。今回は、グランドオープンで予定されている「テレビ病院」「空想土産屋」「明延購買部」を試験的に実施するにあたり、それぞれの機能やこれからについてをテーマにお話ししました。
現在予定している3つの部門については、次のとおりです。
- テレビ病院:安心して暮らせる環境づくりを目指すため、オンライン診療を活用し、医療につなぎやすくするもの。
- 空想土産屋:もし、かつての明延のように今もこの場所が賑わっていたら、こんなお土産があったんじゃないかな?と空想してつくった、明延の魅力を発信するユニークなお土産屋さん。
- 明延購買部:かつて賑わった明延購買会を彷彿とさせる、地域の方の買い物や暮らしを支える身近な商店。
実際にやってみるのはこの日が初めてでしたが、特に盛り上がったのは、明延購買部。今回はセルフレジという形で実施し、「どうやって買うの?」と戸惑いながらも、楽しそうな地域の方々の姿が印象的でした。
また、テレビ病院は、実際にパソコンの端末を使って、医師であり当団体の代表である千葉や地域おこし遠隔隊のコミュニティーナースと実際にオンラインで話してみるという光景も見られました。
トークセッションの最後には、じゃんけん大会も開催!明延購買部で使える商品券をかけて、熱い戦いが繰り広げられました。当たったのは、10名のみ。1位の500円商品券を勝ち取ったのは、なんと明延よりもさらに限界集落から来られた方でした。別の地域ではあるものの、同じような課題を持つ仲間としてこの場所でつながれたことをとても嬉しく感じます。
会場が一体となったステージイベント
トークセッションの後は、いよいよお待ちかねのステージイベントです。広い板張りのフロアは、1月の「Fun Fund Fes.」の時から、演劇や音楽などステージとしても使えそうだねと話題に上がっており、私たちにとってもとても楽しみにしていたコンテンツの一つ。
今回は、書道家 華汀さんのライブパフォーマンス、芸術文化観光専門職大学ダンス団体「心舞」のダンス、大封香代子さんの三線演奏が行われました。
華汀さんのダイナミックな書のパフォーマンスでは、「限界集楽」という力強い文字が披露され、観客は釘付けに。その文字の大きさは、なんとふすま2枚分。「限界集楽」という四字熟語は、プロジェクトメンバーからアイディアを募って考えたものです。「限界を超えて楽しいがたくさん集まる場へ」と添えられ、「限界」に明るく立ち向かおうとする、明るい一揆らしい願いがこめられています。
そのダイナミックな書をバックに、学生の皆さんの心舞のエネルギー溢れるダンス、そして大封さんの心に染み渡る三線演奏が披露されました。三線演奏の大封さんと「心舞」のダンスメンバーは、当日のリハーサルで意気投合し、本番では三線と、「心舞」のコラボレーションも実現。観客を巻き込んで一緒に踊ったり歌ったりし、会場は一体感に包まれました。
また、駐車場では、キッチンカーも出店。美味しい食べ物が並び、お腹も心も満たされました。
ー今回出展していただいた店舗ー
●手づくりパン工房こうめや
●もっちりたこ焼き
●しふぉんけーきSAN姉妹
プレオープンイベントの締めくくりは、餅まきです!!
小林たばこ屋さんの屋根の上から、明延区長の小林さんと当法人代表の千葉から皆さまへ、感謝の気持ちを込めて盛大に餅がまかれました。こうして、たくさんの笑顔と歓声の中、大盛況のうちに幕を閉じたプレオープンイベント。今思い返しても、その時の感動が蘇って思わず笑みがこぼれてるような濃い1日となりました。
グランドオープンは5月
しかし、今回のプレオープンイベントは、まだまだ序章。実際に、やってみたことで見えてきた課題もたくさんあります。5月のグランドオープンに向けて、今回の経験を活かし、改善を加えながら、地域内外のみなさまに楽しんでいただけるようグランドオープンに向けて準備してまいります!
この度、ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた皆さま、遠くからエールを送ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
グランドオープンは、2025年5月を予定しています。ぜひ楽しみにしていてください!